当院についてINFORMATION
家業が土建屋の私が医師を志したきっかけ
私の実家は土木建設業を営んでおり、高校3年の夏まで私は建築家になる目標がありました。ですが兄が実家を継ぐ予定で、母からは「兄弟で同じ職業に就かないほうがよい」と言われ悩んでいたところ、高校の担任から勧められたのが医学の道でした。
急きょ進路を変更し、医学部に進学。医学部6年の時、母が末期のがんであることが判明しました。国家試験に合格し、研修開始後すぐに母は亡くなってしまうのですが、医師としての姿を見せることができました。
自分の母親をがんで亡くした私は、「母と同じようながんの方をたくさん助けたい」と思い、血液内科の道を進みました。血液がん(白血病や悪性リンパ腫など)だけでなく、肺がんや大腸がんなど他科のがん患者様、抗がん剤治療による副作用、末期がん患者様の対応などたくさんのことを経験させていただきました。
師匠との出会い。医師としての在り方を見直すことに
最先端の医療の中で働いてきた私に運命を変える出会いが起こります。それは、妻が通院していた鍼灸院で検査機器を使わず四診(漢方の診察)で私の身体を的確に診断する師匠との出逢いです。
検査機器の進歩による診断力の向上は必要不可欠ですが、今の時代、診断は検査機器に頼りがちで、患者様の「からだ」を見ずにパソコンの画面だけを見ている、そんな診察を経験された方もいると思います。私も師匠と出会うまでは、そのような医師だったかもしれません。師匠との出逢いを通して私は医師として「本当の診断、治療とは何か」という大切なことに気づかせていただきました。
「どこへ行ってもだめだった」という方に向き合う医療を
提供したい。
最先端の医療、画像検査など大きな病院にしかできないことはそちらにお任せして、私は「西洋医学では解明できない症状に苦しむ患者様のお役に立たせていただきたい」と思うようになりました。漢方治療や漢方診察を日常診察に取り入れていくため師匠のもとで勉強を重ね、さらに「鍼灸も併用しながらの治療を実現させたい」と思い、開業を決意。どこにもないクリニック(オンリーワンクリニック)を目指して邁進していきます。
私の座右の銘
上医は国を医(いや)し、中医は人を医し、下医は病を医す『小品方』
略歴
- 平成9年3月東海高校 卒業
- 平成15年3月愛知医科大学 卒業
- 平成15年4月~17年3月大垣市民病院 2年間の初期研修後、名古屋大学血液内科 入局
- 平成17年4月~21年3月大垣市民病院 血液内科
- 平成21年4月~22年3月豊橋市民病院 血液内科
- 平成22年3月~11月医療法人麋城会 名和病院 内科副部長
- 平成22年12月~24年9月医療法人知真会 はっぴぃークリニック 院長
- 平成24年11月~28年10月医療法人知真会 さかほぎ内科クリニック 院長
- 平成28年12月こやまかわせみクリニック 開院
当院では漢方治療の研修のため医師、薬剤師、鍼灸師が診察に付き添うことがあります。
現在、研修中の医師・薬剤師・鍼灸師をご紹介いたします。
-
医師松本しのぶ
私は糖尿病が専門です。糖尿病は、患者様の生活環境·価値観·心の状態まで理解して初めて適切な治療が選択できると考えています。つまり病だけに注目せず、その人全体を診ること(全人的医療)が欠かせません。漢方診療は全人的医療そのものであり、こやまかわせみクリニックではその真髄を学ばせていただいています。
日頃の皆さんのご理解とご協力のおかけで貴重な経験をさせていただいていること、本当に感謝しています。今後とも宜しくお願いいたします。略歴
山田メディカルクリニック勤務、内科、糖尿病内科、漢方内科
診療スタイル
よくクリニックでは問診票の内容を見て診察を行うというスタイルが一般的ですが、当院は四診という方法を用いて診察を行います。この方法を選択している理由は、漢方の考え方に基づいています。患者様から直接感じ取れる情報は、非常に重要な意味を持っています。
当院ではこの診察方法を経て、病を見極め、適切な漢方薬を選択し、実際に改善へと導いています。
漢方薬を希望しない患者様に対しても、同じようなアプローチを行い、適切な投薬を行えるよう診察しています。
四診(ししん)とは
-
望診(ぼうしん)
顔色や表情、態度、姿勢、体型など中心に診ます。舌を診る「舌診(ぜっしん)を行うこともあります。
-
聞診(ぶんしん)
声の大きさ、トーン、話し方、咳や痰(たん)の出方、つまり、呼吸音などを診ます。
-
問診(もんしん)
自覚症状や既往歴、ライフスタイルなど、さまざまなことをお聞きします。
-
切診(せっしん)
体に触れ、状態を診ます。大きく分けて脈診と腹診があり、当院独自の「背候診(はいこうしん)」を行うこともあります。
院訓
他を思い、他の為に考え、他の為に行動し、尽くしていく
患者様や一緒に働く仲間、関わるすべての人を思うクリニックでありたい
クリニックが存在し続けるためには、患者様・働く仲間・地域の皆さん・関係者さんなど、人と人とのつながりの上で、はじめて成り立ちます。その出会いを大切にしながらこれからも歩んでまいりたいと思います。
EPISODE
ある雪が降り積もった夜のことです。
夜の外来が終わり、スタッフ数名が仕事を終え、駐車場に行くと、先に仕事を終えたスタッフが一人で残ってくれていたスタッフのために車の雪落としをしてくれていたそうです。早く帰れたはずなのに、仲間を思い、自発的にこういうことが出来るのは素晴らしいですね。
クリニックの院訓に相応しいスタッフの行動に心が温まりました。
大切にしている考え方
-
食養生・体質改善のご提案
当院では、食養生を診療の時にお伝えしております。世間では体にいいと思われていることも、実は困っている症状の原因であったりすることもあります。食事や生活環境などたくさんのことがありますが、できることから一つずつ始めていける体質改善をご提案しています。
-
病は食から
土台をつくる“食”は健康な心身を維持するためにとても大切です。特別な材料を使った料理ではなく、日本の気候や風土、体質に合った食事をすることの大切さや、食習慣の見直しなどもお伝えしています。
漢方ライフアドバイザー在籍
当院のスタッフには、当資格を有する者が在籍し、医師の診察のもと出された漢方薬についての説明や、食事や内服の仕方などの指導、体質改善などの個別の相談を行っております。
漢方ライフアドバイザーとは?
一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)の主催する、中医学と漢方治療に関する知識を学び、日常生活で正しく漢方薬と付き合うことを目的に創設された資格で、漢方を毎日の生活に取り入れるために必要な基礎知識を持つスペシャリストです。
診療時間
診療時間と受付時間が異なります。
余裕をもってご来院ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
– | 急病– | ||||||
– |
休診日/水曜・土曜・祝日
-
受付時間
受付開始時間‥‥
平日 午前 8:00 / 午後 15:15、日曜8:00
受付終了時間‥‥
平日 午前 11:30 / 午後 18:30、日曜13:30- 混雑状況(受付人数次第)では、受付終了時間より早く終了させていただくことがあります。
-
はじめての方へ
初診の方‥‥
受付時間は平日 午前 11:00 / 午後 18:00まで、
日曜 13:00までです。 -
受付開始前の注意事項
受付開始前からお並びいただいている方もいらっしゃいます。譲り合いの気持ちで並んでお待ちください。
順番に関するトラブルは対応いたしかねるため、ご理解のほどお願いいたします。日曜診療についてご理解のお願い
- 日曜診療の受付は13:30までとさせていただいております。(はじめての方は13:00まで)
- 日曜日は急病でお困りの患者様を中心に診療をさせていただきます。
- 漢方外来は受付しておりません。
-
業務制限について
日曜日は予約業務(予防接種、健診)、小児の採血処置などは対応をしておりません。
アクセス
-
目印
ホームセンターバロー北方店の東側にあります。
-
車でお越しの方へ
駐車場は20台あります。
-
岐阜方面からお越しの方
- ① 河渡橋を西へ向かい本巣縦貫道を北へ、ホームセンターバロー北方店の信号を右に入ってすぐ
- ② 島大橋を西へ向かい本巣縦貫道を南へ、ホームセンターバロー北方店の信号を左に入ってすぐ
-
大垣、各務ヶ原方面からお越しの方
国道21号線経由で本巣縦貫道を北へ、ホームセンターバロー北方店の信号を右に入ってすぐ
-
-
電車・バスでお越しの方へ
-
JR穂積駅バス
岐阜バス大野穂積線大野バスセンター行き 高屋バス停まで10分「高屋バス停」より徒歩2分
-
JR岐阜駅バス
- ① 岐阜バス北方河渡線芝原6丁目行き 高屋バス停まで30分「高屋バス停」より徒歩2分
- ② 岐阜バス大野忠節線/モレラ忠節線/真正大縄場線のうち、
「リバーサイドモール」行き、「モレラ岐阜」行き、「大野バスセンター」行きに乗車
→北方バスターミナルまで約30分。
北方バスターミナルで乗り換え、大野穂積線 穂積駅行き、北方河渡線 岐阜駅行きに乗車
→高屋バス停まで5分、高屋バス停より徒歩2分(北方バスターミナルからクリニックまでは徒歩15分
-
先生、ちょっとお聞きしたいんですが・・・・
何で脈をみただけで、私の身体のことをいつも見抜けるんですか?
身体に触れて診察をするとたくさんの情報がわかります。
検査データには現れてこない病もありますので、その見えない部分のデータはこの四診 がないと分からないんですよ。むしろ今は体に触れてみないと分からないことが多いですね。
そういうことだったのですね。
触って診察してくれる先生もいれば、全く触ってもくれない先生もいますよね。
なぜ診療スタイルが違うのでしょうか?
触るから良い悪いではなく、医療機関によってさまざまな診療スタイルがあると思います。
当院はこの「触れて診察する」スタイルの役割を持つクリニックであること。この四診をもとに診察・処方をしているということを知っていただけたら嬉しいです。
お一人おひとり四診を行うため、他のクリニックさんより、診察のお時間がかかります。
お待たせすることがあり申し訳ありませんが、適切な診察・診断を行うためにも、ご理解いただけますと幸いです。